ラピットプロトタイピング-ゴムライク出力
2020.04.30

3Dプリンターというのが世間の話題になり10年近く。
総称はラピッドプロトタイピング(rapid prototyping)と言います。
方針が各種あり、FDM・SLA・SLSなど最終的な使用目的で出力方式を選びます。
しかし3Dプリンターを導入したけど結局なんもできないなんて話をよく聞きます。
要するに3Dデータ作れないとなんもできない感じです。
当方ではリバースエンジニアリングで3Dデータを作り、3Dプリンターでの出力をしています。
最近ご依頼が多いのは、紙図面は残っているけど、最終金型データが無いって話です。開発段階でマスターモデルや型を手で直したケースです。
20年近く前だと3Dデータなんかも残ってないケースもあります。(残ってないというか元々3Dデータが無い)
しかし、再度金型を起こす事があるんですが、紙図面とおりデータを起こしても、量産モデルのそれとは差異があり、どうしようも無くなる事があるそうです。
フォリオデザインではその紙図面と3Dデジタイザーを使いデータ化する事業をしています。
また金型自体をリバースエンジニアリングして金型データも作った事もあります。
この様な案件は他にもありますので、他の機会に投稿いたします。



写真はバイクのテールレンズに入るゴムパッキンを図面とスキャンデータなどを駆使してデータを起こし、3Dプリンターのゴムライクで出力。
実際のテールレンズ部品に組み込んだ写真です。
このあと何度かデータの変更をしながら、実際の金型をおこしたそうです。
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